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Amazon kindle:日本語コンテンツは自分で調達しよう!・・・自炊の薦め、その後:ScanSnapを購入。これは予想以上に優れモノ

先日、Amazon kindle:日本語コンテンツは自分で調達しよう!・・・自炊の薦めという記事を書いたが、その後、Amazon kindleの日本語コンテンツ・・・着々と自分で作成しています。そうなのです! ScanSnapを購入してしまいました。これは予想以上に優れモノです。古い型の機種だと紙詰まりなどするそうなのですが、今の最新機種はほとんどありません。今、6冊ほど自炊しましたが、一回も紙詰まりは発生していないです。

ちなみに写真も比較的きれいにスキャンできます。これがあればあらゆる紙媒体をデジタル化することが可能です。今考えているのは、名刺、雑誌はもちろん、新聞の切り抜きもこれでデジタル化してしまおうというもの。まだ試していませんが、トライしてみようと思います。

B001QXCZ12 FUJITSU ScanSnap S1500 FI-S1500
富士通  2009-02-07


by G-Tools

あの裁断機はエミさんより購入許可が下りなかった(イメージがギロチンみたいで良くないのか、切れすぎて家庭内に置くのが怖いのか・・・)ので、裁断に関しては自分でやる必要があります。これも当初心配していたほど手間ではありませんでした。手順は以下のとおり。ハードカバーの場合を例に書きますと・・・

  1. 表紙、裏表紙をカッターで切り離す(文庫・新書などの場合は当然必要ありません)
  2. 50ページずつカッターでバラバラにする(ちょっとしたコツを覚えればきれいにスムーズにできます。50ページは一つの目安で使う裁断機によって厚さを調整する必要があるでしょう)
  3. バラバラにした各ページを裁断機で糊代の部分を切り落とす(ここでの裁断機は会社などにあるごく普通の裁断機です)
  4. 余白が広い場合は余白も適度に切り落とすとよい
  5. すべてのページがばらばらになっているか確認する(これ絶対必要)
  6. それが確認できたらScanSnapでデジタル化開始
  7. パソコン上でOCRに通す
  8. kindleiPadにコピーして終了(パソコンで読む場合はこの作業はいらない)

ScanSnapの設定ですが、簡単ですのでいろいろ試してみるといいと思います。自分の場合は、iPad用だと、グレースケールで300dpiのモードですかね。あと継続印刷を指定してやると、少しずつコピーする媒体を足しながらできるので便利。

kindle用はこの印刷設定だと活字が細く、ディスプレイにフィットさせると表示がかすれて少々読み辛いです。そこで僕の場合は白黒モードで自動で読み込んでみました(グレースケールでも慣れればそんなに苦にならずに読めます)。本当はもっと黒を強調するように設定した方がいいかもしれませんが、とりあえず読めるレベルなのでこれでOK。iPadやパソコンで見る場合には何の問題もなく、快適に読めます。

ファイルサイズは、グレースケールの300で70メガ位、白黒モードだと5メガ位です。

自分なりのスキャンする場合の設定基準が決まれば、本を解体するのに10分、スキャンに10分ぐらいでしょうか(本当にスキャンはあっという間に終わります)。慣れればもっと短時間になるでしょう。スキャンと同時にOCRに通す設定にすると当然さらに時間は要すので注意です。あとでパソコン上のacrobatOCRすることもできます。

読みたい本を読めるときにどこでも読書ができるようになるので非常に重宝しています。難点は、やはり本を解体するときの罪悪感でしょうか・・・どの本を自炊するか、結構悩んだりします(笑)

・・・ということで現在、自分が自炊した書籍は以下の本です。

景気ってなんだろう (ちくまプリマー新書)
経済ってそういうことだったのか会議 (日経ビジネス人文庫)
経済成長って何で必要なんだろう? (SYNODOS READINGS)
日本思想という病(SYNODOS READINGS)
行動経済学入門
ソウルフルな経済学―格闘する最新経済学が1冊でわかる



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