日本橋濱町Weblog(日々酔亭)

Quality Economic Analyses Produces Winning Markets

ICT経済かんたん解説(2010年4-6月期の状況)約10分間

情報通信総合研究所の経済分析チームが四半期ごとに報道発表しているICT経済報告(本編はこちら)。その4-6月期の報道発表を先月24日に行った。

今回は、その直前の内閣府発表(8月16日)のGDP一次速報において、景気減速が懸念されるような年率0.4%という数値が明らかになったわけだが、われわれが観測するICT経済においては、リーマンショック後の後退期を脱出した後、それほど悲観する状況ではないと判断している。特に設備投資が持ち直していることをもう少し積極的に評価すべきではないかとの報告内容とした。

映像はICT経済かんたん解説として、情報通信総合研究所HPUstreamを用いて公開している。

内閣府GDP2次速報が9月10日に発表されるので、その際、成長率については上方修正されるのではないかとも言われており、景気診断は難しい状況が続く。現状、国内産業間、地域間でもその景気動向はまだら模様であることに加え、大きく転換しつつある国際的な相互依存関係の中にあり輸出産業も円高にさらされるなどなかなか明るい状況は見通せない。環境が変化しているとき、現状の数値をどう評価するかは非常に難しいところだ。

こういうときはマクロの状況とミクロの状況を複眼的に見ていないと行けない。特にマクロ面での景気悪化などのネガティブな情報は今の時代、すぐに耳目に届きやすく、かつ誇張されやすいが、ポジティブな情報はなかなかそうはならない。だからこそ明るい状況が少しでも見られるところはより注意して見ていかなければいけないと思う。

今回はそれが投資面だということだ。マクロ経済の中でその二面性や加速度原理を考えれば、投資の動向に細心の注意を払いたい。具体的な投資の中身は何かをより注視して、個別企業の動向を追うことにより、その投資が目指す先を評価しつつ今後も見て行く必要がある。

・・・とまあ、お固く書くとこんな感じになるだけど、せっかくネットでUstreamを使って流しているのだから、そのノリでやってみたいという思いもある。次回はまた3カ月後だが、その時は7-9月期の状況をお知らせすることにある。

今度はもう少し軽いノリで行こうぜ、イエイ!

人気ブログランキングへ

ブログパーツ