日本橋濱町Weblog(日々酔亭)

Quality Economic Analyses Produces Winning Markets

風情・・・すし屋で「謝謝」はねえだろう

昨日の晩御飯はお寿司屋Eさんに行った。

そこは居酒屋Kで一緒になるガッキからは「よくない」と言われていたのだが、一人でちょっとつまむだけだし、価格も手ごろなので一度ぐらいいいだろうというわけ。

価格帯は浅草の雷門前の立ち食い鮨Mさんと同じぐらいか。シャリは小さめで、ネタも悪くはない。あの値段ならこのくらいだろうという感じ。にぎりの見栄えや食べやすさは少々難あり。整ってないというか、形がにぎって出すたびに違うってどういうことよって感じ。そんなもんだから、中には下駄の上におかれたときにすでに崩れてしまっている場合もある。

そして一番残念だったのは、店の雰囲気。御主人(とみられる板前さん)は、威勢はそれなりにいいのだが、なんとなくしまりがない感じ。そしてもう一人にぎっていた人は、サラリーマン見たいでいまいち元気がない(ちなみに僕がにぎってもらったのはこのサラリーマンみたいな人)。

さらに驚いたのは、御主人が店員との会話の中で、「謝謝」といったこと。あるいは「OK」とか。すし屋でそういう言葉づかいはないんじゃない?

寿司屋(和食一般といってもいいと思う)で食べるときはやはり料理を味わうのももちろんだけど、店の雰囲気もあると思うんだが、そこで「謝謝」とか「OK」とか言われたら台無しだ。もう寿司屋の風情ではないねえ。

それから気になったのが、店員同士、特にお客とつけ台はさんで反対に立つ板前さん同士がひそひそ小声で話しをするのも頂けない。これは今回初めて気がついたことだが、注文を伝えたり、指示したりするならはっきりした声で言うべきだろう。それで店の雰囲気も活気が出るというもの。

手ごろな値段の店だからこそ、そういうところは大切にしてほしいし、実際、同じような価格帯のお店で気持ちよく食べられるいい雰囲気のいい風情のあるお寿司屋さんはある。

結論としては、このお店の板前さんたちはちゃんとした寿司屋さんで修行、いやちゃんとした寿司屋さんに自分で食べに行ったこともないのではないかと思った次第。残念だね。

どこのお寿司屋さんかは内緒です。

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