日本橋濱町Weblog(日々酔亭)

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メンタルヘルス・・・自己防衛の方法

先日、社内でメンタルヘルス研究があった。その副題は「ストレス耐性をさらにアップしよう」というもの。

まずストレスというものはいろいろな角度からとらえられ、ここでは、

  • 身体的反応:頭痛、胃痛、疲労など
  • 行動反応:遅刻、早退、欠勤、ミスなど
  • 精神・心理反応:不安、落ち込み、焦りなど
  • 認知・思考反応:マイナス思考、根拠なく悲観、自責など

に分類され、ここでは認知・思考反応の側面から対処策を考えるというものだった。ストレス反応にも段階があり、警告期、抵抗期、消耗期の3期に大きく分けられる。このストレスをほっておくとうつ病などの精神疾患になる恐れが高くなるので、段階に応じた適切な対応あるいは予防措置が必要ということになる。

そのためには予防的対応としてストレスに強くなる、あるいはストレスとうまく付き合うことが重要になってくるのだが、そのためのまず第一歩として、自分の物事に対する認知や思考の傾向を改善していくことが有用というもの。

乱暴ないい方かもしれないが、要するに「気楽に行こうよ」という認知・思考になれるかがポイントで、まず自分がどのような特徴を有しているかを認識するところから始まる。自分自身は、失敗した時の自分を自分自身から守るために考えの設定はいつも悲観的だ。最悪のところを考えておいて、それよりもマシだからOKと自分に言い聞かせるような感じ。

これは時と場合によっては周囲の人に「???」という思いをさせてしまうことがあるのと、うまくいった場合にも、最初の悲観的な言いっぷりは何だったのかという印象をもたれ、対外的にはあまり良くないことだと感じることが時々ある。

この点は立場上やはり直す必要があるかと思う(なかなか難しいけど)。ところで、実際、仕事上のストレスとどのように付き合っているかというと、上記のもっとも悲観的なシナリオを描いて、自分を慰めるというのが底流にはあるのだが、その他には以下のようなことを考えながらストレスと付き合っている。

  1. 自分は何をすべきか
  2. 何を学ぶか
  3. 話を聞いてくれる人の存在
  4. 無駄なことはない
  5. 命を取られることはない

何か困難にぶつかったとき、この5つのことを頭に思い浮かべるようにしている。最初は、「転んでもただでは起きないぞ」ということで、どのような状況下でも自分がやるべきことはあると考え、できるだけ自分の存在意義を確認するようにする。2番目は、1番目と通じるが、何か得るものがあるはずだから、それを確認し、自分に言い聞かせる。3番目はそうはいってもどうしようもないことがあるので、相談相手を作る。これは社内でなくてもいい。いや、社内でない方がいいかもしれない。4番目はどんなことでも無駄なことは絶対ないということ、1番目と2番目の言い換えと解釈することもできる。大概はこのことを言い聞かせることが多いかもしれない。そして具体的に、1か2で具体化するという感じか。そして最後、5番目。これは究極の開き直り・・・どんなことになっても命を取られることはないと言い聞かせ、その問題に対処するというもの。

自分が気が小さいのでいつも5番目をつぶやきながら仕事しているような面がある(苦笑)が、1、2、4については自分を成長させるためにも、大切な考えだと思っている。

要は如何に開き直れるか、心に逃げ道、あるいはよりどころを作っておくかということだろうと思う。

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