さて、本年三発目第一幕の人形町新喜劇の演目は、「久しぶりの紳士Kの教え」の巻です。
今年も先日一の酉が終わり、街にはクリスマスツリーもちらほら、今年もあと1ヵ月半になりましたが、居酒屋Kは相変わらず賑やかです。
出演者
- 紳士K(第一幕の主役)
- 15さん
- ナツ
- 現在明治座出演中の役者さん
- ken
- N子
- J子
- あっ!君
- あっ!君のお友達
- クマ
- ガキ
- I田さん(もうすぐ定年らしい)
- なぞのマジシャン
- momo
- エミさん
- ぐっ
この日はボジョレー解禁日だったのですが、紳士Kさんが現れたのは比較的時間が過ぎてからでした。まず電話がかかってきて、受話器をおいたN子の一声から^^
- N子:これから来るって^^
- All:えっ!(・・・一瞬にして店内に緊張感が走る!)
- ぐっ:これから? 遅いお出ましだなぁ〜
なんて話していると来ました来ました・・・紳士K登場。カウンターは一杯だったので、僕と同じ小上がり側に腰を下ろして・・・
- 紳士K:いや〜、今日は疲れた
- ぐっ:どうしたんですか? お仕事で呑んでいたとか?
- 紳士K:いや、今日は違う。今日は将来ビジネスを考えるミーティングがあったんだ。そこでカツ(とんかつではありません。念のため)を入れてくれというから出席した。そこまではよかったんだが、出席して、関係者が出てきたわけだが、そいつらの言っていることが気に入らない。
- ぐっ:(むむっ! 久しぶりだな・・・と思いながら)どうしたんですか?
- 紳士K:将来のビジネスを考える場合、これまでと同じことの繰り返しなら結果は分かっている。それは当然毎年達成してあたりまえで、将来の計画というより単なる予定といった類のものだ。周りの環境は常に変化しているのに、毎年同じことの繰り返し・・・そういうことをしている組織はいつかつぶれる。俺はそういう組織を幾つも見てきた・・・
(-_-#) ピクピク - ぐっ:そういう会社は僕の身近にもあるような・・・
(;´д` ) トホホ - 紳士K:で、だな、俺は言ったわけだ。将来のビジネスを考えるとき、忘れてはいけない点が2つある。一つは、チャレンジングでなければいけないということ。もう一つは一人で考えてはいけない、若いやつらと一緒に考えないといけないということだ。特に一点目は大切だと・・・で、君たちのやっていることは全くチャレンジングなところがない、チャレンジ精神がない組織は必ずつぶれる・・・これでいいのかと、吠えてきたんだ・・・
ヽ。(ー_ーメ) しゃきーん - ぐっ:そうですよね、分かります。分かります。
- 紳士K:いいか、チャレンジ精神を失った組織に将来はないぞ・・・
(・。☆) カッ!
・・・と貴重な話を聞きながら、今年のボジョレーをグビリ
- 紳士K:おっ、これはうまいな
- ぐっ:確かにこれはうまいっす
- 紳士K:まったくなあ、だから今日は疲れたんだ
・・・という話のあと、しばらくして紳士Kは家路についた。久しぶりに貴重な話を聴いた気がする。
紳士Kさんから会社がGoing concernとして存在し続けるための将来を考えるとき、忘れてはいけない点を教えてもらい、確かにそうだと頷くとともに、どこかの組織を思い出して、暗澹たる気持ちになったことも否めない事実だった。
人形町新喜劇第一幕・・・終わり、続いて第二幕です。