日本橋濱町Weblog(日々酔亭)

Quality Economic Analyses Produces Winning Markets

ユビキタス社会におけるシンクタンク

前にも書いたと思うが、これまでの製造業中心の時代におけるシンクタンクの役割、シンクタンクのビジネスモデルとこれからのユビキタス社会におけるシンクタンクの役割、ビジネスモデルはおのずと違うものになるということは誰でもすぐに想像できそうだ。

情報・知識の時代が到来するのだから、シンクタンクはその花形産業の一角を占めても可笑しくないと思っている。

では考えをもう一歩進めて、花形産業の一角を占めるためには、具体的にどのような役割を担い、ビジネスモデルはどのように変えていく必要があるのであろうか・・・と考えてみると、このような漠然とした考えを具体化するのはなかなか難しいことに気がつく。

それはなぜかと問われれば・・・情報・知識の時代が大きく動き出すきっかけとなった95年のインターネットやケータイの普及が始まる前に就職し、前時代のビジネスを前提に頭の中の基礎知識を叩き込まれた人間には新しい時代の発想はなかなか難しいという事だろうと思う。

ただこの業界の片隅に16年間生きてきて思うのは、これからは製業時代のシンクタンクの役割だけに限定することも可能だろうけど、それだけではおそらく独立した経営はさらに不可能になるだろう(今の時代も独立して経営しているシンクタンクは数少ないが)ということ。

情報や知識を元手にしたビジネスを考える時代・・・思いつくままにえるべきことを書いてみると・・・

  • 情報・知識の時代にシンクタンクとはどうあるべきか?
  • またビジネス領域(情報通信特化型でいいのか)や適正規模をどう考えるか?
  • 既成ビジネスの内容でいいのか・・・現状の問題点はどこにあるか?
  • われわれが持つシンクタンクという既成概念を突き破る必要はないか?
  • それを実行しようとした時の抵抗勢力は誰か?
  • 抵抗勢力に自分がなっていないか?
  • どうやったら面白い仕事になるか?
  • 自分たちの周りにいかに理解者を作っていくか?

などなど考えなければいけないことは沢山ある。

具体化するのは僕らの世代ではなく、若手30歳前半から20歳後半の人達だろう。彼らの熱い知的行動力に期待したい・・・余分な一言をつければ、支持待ち人間はいらいない。

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