僕のブログやホームページには、Quality Economic Analyses Produces Winning Markets !という一文が載っている。
これは昔ニューヨークテレホン(コスト&プライシング部)の方から頂いたお土産の文鎮に記してあった一文だ。
経済分析かどうかは別として、インターネットや携帯電話の普及、それをインフラにしたWeb2.0に代表される新しい情報流通の仕組みが出来上がった世の中で、情報をビジネスにして市場で勝ち残るのに必要なのは、まさしく”Quality”であろうと思う。
情報というものの価格は決してコスト積上げでは決まらない。すごくコストをかけた情報でも、買い手の必要度でその価格は高くもなり、低くもなる。だから価格は手間ひまがかかっているからといって必ずしも高く売れるものではない。逆にほとんど手間ひまをかけずに高く売れる場合もある。
では、そういう商品に対してわれわれはどうすればいいのだろうか? 情報を売るビジネスは何を重視しなければならないか?
- それはまさしくQualityなのではないだろうか?
- あとはどの情報を売り物として扱うかという目利きの能力だろうと思う。
- そして加工技術。
売れる情報を収集し、それを買ってもらえるように加工する。その際の情報のQualityは常に一定を保つ。
品悪く言えば、売れそうな情報のQualityをいかに確保し、それを使い回しして、限界費用を安くするビジネスを展開できるか否かがポイントになる。
この世界は1回きりの使いきり、かつ、コスト積上げ的な発想ではビジネスは成り立たなくなってしまっているのだと思う。
そしてそれを頭で理解しても、問題は実践できるか否かだ。
待ったなし、やらねばならぬ!