日本橋濱町Weblog(日々酔亭)

Quality Economic Analyses Produces Winning Markets

最近の本・・・少ないと思いません?

最近、文庫とか新書を読んでいると、やけにすらすら読めるときがある。

すらすら読み終わるので、すっきり読み上げたという爽快な読後感(こういう感覚を持つのはおかしいかな^^?)はあるのだが、ふと思って、20年前ぐらいの新書を引っ張り出して1ページあたりの文字の数を見てみると、極端に言えば、今の新書(このときは読んでいたのは新書だった・・・って何を読んでいたかばれますね^^)は当時の新書の半分ぐらいしかないのではないかとパッとみで、思ってしまった。

恐らく、忙しい・・・というよりは余暇時間にやることの選択肢が増えすぎて、読書にあてる時間が少なくなった現代人にはこのくらいの文書量がちょうどいいということなのだろう。

まあ、問題は内容だから、1ページあたりの文書量は問題ないのかもしれないけれど、でも、全体のページ数で制限を受けるわけで、書きたいことをすべて書けないということも出てくるだろう。そういう時は作家等本を書く人間にはつらいところ。

今後の書籍はどこに行くのだろうか。

ネットの時代になっても、本には本のよさがあると思う人は古い人であって、今後はそれを知る前にネットで情報を入手し、読書という経験をほとんどしない若い人たちも年々増えて、本のよさを知らずにいる人々が増えることは想像にかたくない。

ネットで本の代用が出来るのか、それ以上の存在になるのかは今後のお楽しみというところか・・・どうなることやら。

そういえば、話はだいぶ飛ぶが、巷ではすでに「ポストWeb2.0」なることが話題になっているらしい。最先端の動きはかくも早いものか。ICTの時代・・・恐るべし^^;・・・否、冷静に考えれば、昔からこんなものだったのかも。

しかしねえ、Web2.0は始まったばかりで、これからいろいろと始まるわけで、まだポストうんぬんを言う時期ではないのではないかと思うんですけどね。

まあ、目立ちたい人たちはそういうバズワードをうまく使って仕事を作っていくというところもあろうというもの。

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