日本橋濱町Weblog(日々酔亭)

Quality Economic Analyses Produces Winning Markets

ICT社会の経済分析

Sharing Economyは浸透する:金曜日の夜、渋谷にて

シャアリング・エコノミー・・・最近注目されるワードだ。 これまでの大量生産・大量消費時代とは異なる、ロングテールのテール部分のニーズを顕在化*1し、みんなの痒いところに手がとどくサービスが盛りだくさん。地域密着型もあれば、ネットで距離を超えた…

若林恵「さよなら未来 エディターズ・クロニクル2010-1017」:大部で内容のある一冊

最初、本書を手に取って読み始めたとき、自分は著者が女性だと勘違いして読み進めていた。それは、最初のまえがきというか謝辞が「S君のこと」という一つの振り返りから入っているその入り方や著者の名前(失礼^^;)から勝手にそう思い込んでいただけなのだ…

今更ながらiPhoneにビデオを取り込んで見たり

先日、アイフォン君に音楽を取り込んだ話を書いた。 mnoguti.hatenablog.comこうなると次は当然、動画を取り込みたくなるというもの。しかも取り込みたい動画があると来たもんだ・・・ということで取り込んでみた。取り込み方はネットに出ているので、そちら…

【新宿】但馬屋珈琲店 小田急百貨店:贅沢な時間と空間と本と

先日、人間ドックで新宿まで行った。昼過ぎに検査は終わったので、その帰りに久しぶりに新宿の街中をぶらぶら。この日も酷暑と言われる日だったこともあり、外を歩いているのはかなりの苦痛・・・ということで、小田急百貨店新宿本店にある但馬屋珈琲店でし…

量子コンピュータ業界の整理:3つのフェイズで整理する

GoogleやIBMなどIT関連の巨大企業を中心に盛り上がっている量子コンピュータだが、いろいろ記事を読んでみるとだいたい以下のような状況らしい。 まずは理論面だ。 量子コンピュータは、量子力学の理論の応用としてその実現が可能なことが示されている。従来…

Rで時系列分析をマスターするのにRStudioを使う

ビッグデータが注目されるようになってから、にわかにデータ分析、実証研究の世界が賑やかになってきた。 シグナル&ノイズ 天才データアナリストの「予測学」 作者: ネイト・シルバー,西内啓,川添節子 出版社/メーカー: 日経BP社 発売日: 2013/11/28 メディ…

一応、自分も投資家です・・・この時期のお楽しみ配当金がきたw、一方で将来を考えたりして

自分も一応投資家。 自分の場合はかつての日頃の生活を考えてANAの株主になりました。年一回の配当金、そして株主優待券を楽しみにしている小市民です。 最近、グロービスさんのこの手の動画をよく見るのですが、こういうの見ていると今出資するならどういう…

2020年以降の日本経済はどうなるのよ

2020年まではオリンピックがあるので、それに向けてみんな一心不乱に走っているが、それが終わった後、どうなるのか? こういうの見ると、今すぐ2020後を考えて行動しましょう、そうしないとやばいってことがよくわかる。 AIの進化は経営をどう変えるのか? …

ビジネスレポートと学術論文・・・書くということ

先日、とあるところでビジネスレポートと学術論文の話があった。 その時は、とある研究機関の研究員が学術論文はかけるのだが、ビジネスレポートはなかなか上手く書けないというような話ではなかったかと思う。その時は研究員が主語だったので、その研究員の…

シェアリングエコノミーの可能性・・・たとえばこういう議論が行われています

シェアリングエコノミー、つまりはIT、あるいはICT、昔ながらの情報通信(今、電気通信と言う人は皆無だねw)、最新では、IoTとかAIとかビッグデータとかクラウドとかが世の中に浸透して、可能になった経済活動なんだけど、いろんなところで既存のビジネスを…

量子コンピューターを学ぶ:Youtubeにいろいろあります

量子コンピュータのことを研究する・・・と行っても我々は社会科学を基礎にする研究所なので、物理学から量子現象を理解したり、その応用として工学的に量子コンピュータを研究するというものではない。 それよりは現在我々が利用しているフォンノイマン型の…

伊神満著「『イノベーターのジレンマ』の経済学的解明(2018年、日経BP社):これは必読でしょう!!

この本は面白い、何が面白いって書いている内容はもちろんだが、若手の経済学者がこういう形で内容のある本を書いてくれたということが非常に面白い。 イノベーションに興味のある人なら誰が読んでも面白いだろう。そしてもしかしたら、経済学をあまり知らな…

量子コンピュータを学ぶための参考文献など①

先日、量子コンピュータについて以下のような記事を書いた。 それが実際に走り出すことになる。 mnoguti.hatenablog.comそれで改めてどうしようと考えたが、自分としてはまず年表を作ることから始めようかなと思う。量子コンピュータは、理論が先行し、それ…

まずはネットワーク効果が基本:まずは情報経済の鉄則を読む!

最近の自分の問題意識としては、ITが経済の隅々までネットを巡らせる状況だと、競争はどう変化するのか?という点。 とある先生に聞いたところ、キーになるのはネットワーク外部性(ネットワーク効果)だろうとのこと。 これは昔から変わらず、電話、コンピ…

承認欲求が強いみたい^^;

先日、もう一度、研究なるものをして学術論文を書こうかということを何と無く書いてみた。 mnoguti.hatenablog.com その中で下記の文献を紹介したわけだが、それを自分も読んでみた。 なぜあなたの研究は進まないのか? 作者: 佐藤雅昭 出版社/メーカー: メデ…

もう一度、研究に取り組み論文を書こうかと

50を半ばも過ぎるとそろそろおしまいを考えるようになる・・・これホント・・・40になったころはこれからやったるぜって考えてたけど、今はふと気づくと終わることを考えている自分がいる。 それではちょっと困るだろうということで、最近は初心に帰ろうとい…

A.マカフィー、E.ブリニュルフソン「プラットフォームの経済学:機械は人と企業の未来をどう変える?」(日経BP社)

今の情報通信技術がもたらす経済社会への影響を包括的に捉えた本はほとんどない。その中で本書は今我々の身近で起こっている変化の背景にある技術の影響を、機械とプラットフォームとクラウド*1という3つの視点から解説している。 プラットフォームの経済学 …

脳は見たいものしか見ない

攻殻機動隊Stand Alone Complexの第4話に「視覚素子は笑う」という回がある。これはトグサの仲間から「警察内部に不審な動きを察知したので相談にのって欲しいとの」相談があり、その時、渡された数多くの証拠写真に、そのどこに証拠があるのかをトグサが気…

55の手習い・・・量子コンピュータにチャレンジ!!w

量子と聞くと量子力学をまずは思い出すか。 アインシュタイン*1の相対性理論と並び称せられる物理学の分野。 これまでの常識では考えられない結論を導き出す量子理論・・・位置が決まると時間が決まらず時間が決まると位置が決まらないとか・・・? 量子コン…

デザインシンキング:魅力的だけど、使うのは自分たちだから

先日、デザインシンキングのさわりを体験させてもらう機会があった。 実は、デザインシンキング、デザイン思考という新しいものを産み出すための道具についてはあまり関心がなかったというところ。しかし、自分の周りは、どうにかしなければいけない状況があ…

メモ:これからの情報通信業界の競争政策を考える:デジタルトランスフォーメーションの影響をどう捉えるか?

最近はすっかり競争政策とか規制の経済学とかから遠ざかっていた。その背景は、NTTの再編や料金をはじめとした規制緩和が進み、ネットワーク市場における国内の通信政策での議論がほぼ終わってしまったからだ。 2015年は通信市場の開放30周年だった。そのタ…

変化を感じづらい時代だからこそ数字が大切

株価の乱高下が激しい。米国の金利政策の影響が為替レートに影響し、それが・・・というところが主なものなようだが、こうなってくると実体経済として、景気はいいのか悪いのか、なかなか分かりづらいというのが市井の人々の感覚ではないだろうか。少しバブ…

メモ:日本のキャッシュレス化は遅れているか?

こういう見方が正しいかどうかは考える余地はあるが、とりあえずメモとして残しておく。 供給側の視点 日本については、必ずしもキャッシュレス化が遅れているとは言えない。 個人が使える国内の決済手段として、クレジットカード、デビットカード、電子マネ…

見える化の時代:まだ見える化していないところはいたるところにある

AI・IoT(ビッグデータ)は、主に社会、人間の行動として今まで見えなかったものを見えるようにしている。その見える化によって新しいビジネスチャンスが生まれているのだ。昔はGoogleの検索がそうだし、最近ではシェアリング・ビジネスがそれ。シェアリング…

実写版攻殻機動隊・・・ゴースト・イン・ザ・シェルをやっと見た

攻殻機動隊、マトリクスを合わせて割ったような感じを受けた・・・実写版攻殻機動隊、ゴースト・イン・ザ・シェル。今回、Amazonプライムで無料で見られるようになったので早速見させてもらった最初の印象。 当然と言えば当然なのかもしれないが、第一印象は…

忙しい時期だからこそ本を読まねば

ちょっと備忘録として・・・ 自分は本の積読マニアとは言いたくないが、ある意味不良資産化した本が山と積まれている。それでも本を買い続ける・・・これはやはり半分、病気のようなものと思っているが、それでは不良資産化してしまった書籍がかわいそうなの…

奥村、牧山、瓜生著『Rで楽しむベイズ統計入門』技術評論社、2018年

Googleの検索とかビッグデータとか数年前に注目されて、その肝はベイズだよとかMCMCというキーワードが出てきたりとかで、シグナル&ノイズ*1でビッグデータのすごさを知ったり、それがトランプさんの当選であれ?ってなったりとか、それでもビッグデータの…

アダムスミスの著作を読む:道徳感情論と国富論

変化の時代だからこそ古典が大切なのだということを最近教えられたような気がする。 しかも最近、古典が新訳で出ることが多い。アダムスミスの著作もそうだ。 特に注目なのは、この村井さんと北川さんが訳者となっている道徳感情論。この著書は今までも複数…

2018年が始まりました・・・今年もよろしくお願いします

昨晩は初詣の後、午前2時ぐらいまでテレビを見ていた。最近は行く年来る年がないのかと気づき、寂しい気分になった。各地の初詣の情景を見るのが結構好きだった。 今朝は8時過ぎに起きて、新年最初の食事ということで、お神酒とお雑煮と少々のお正月料理をい…

これからの計量分析は因果を問う:EBPM(証拠に基づく政策立案)の重要性

自分の理解では、計量経済学は経済学と統計学の応用で、その中で因果関係の部分は経済学で考えられていたため、計量分析ではその部分は所与として分析することが普通だった。しかし、理論上の因果関係がそのまま実証のデータの関係として成立するかはまた別…